本記事では、日本人トレーダーの利用率が高い海外FX業者のスプレッドを比較し、スプレッドの狭い海外FX業者についてまとめました。
国内FXと海外FXの違いの一つは、業者毎にサービス内容の違いが大きいことです。
海外FXにおいては、業者によってスプレッドの設定値には大きな違いがあります。
本記事では、スプレッドを徹底的に比較し、優良海外FX業者を厳選しました。
優良な海外FX業者のスプレッドの比較情報を把握したい
海外FXのスプレッドに関する知識が欲しい
上記のような方に読んでいただきたい記事です。
記事内では、海外FX業者のスプレッドを一覧表で比較し、比較結果から優良海外FX業者情報をまとめていました。
補足としてスプレッドに関する基礎知識についても記載しています。
- 海外FX業者のスプレッド比較情報
- スプレッドの狭い優良海外FX業者情報
- 海外FXのスプレッド基礎知識
- 海外FXのスプレッド重要性
- スプレッド設定で海外FX業者を選ぶ際の注意点
この記事を読んでいただければ、効率良くスプレッドの狭い優良海外FX業者情報を把握できます。
長めの記事になってしまいましたが、あなたのブローカー選定の判断材料に使っていただけますと幸いです。
当サイトのリンクは、全て別タブ、別ウィンドウで開きます。
各社公式サイトの情報、関連記事も併せてご参照ください。
海外FX業者のスプレッド比較
海外FX業者のスプレッドを徹底比較しました。
比較した海外FX業者は以下の通りです。
- XM
- FXGT
- Exness
- AXIORY
- TitanFX
- iFOREX
- IS6FX
- HFM
STP方式の口座タイプとECN方式の口座タイプに分けて、取引コストの比較をまとめました。
ECN方式:スプレッドに加えて外付けの手数料が発生する約定方式
『STP方式とECN方式』に関しては、記事後半で補足しています。
STP方式のスプレッド比較
STP方式のスプレッドについて比較しました。
なお、約定方式がSTP方式だと名言されていないブローカーもありますが【取引コストがスプレッドのみ】の口座タイプに関しては本項でまとめて比較しています。
主要通貨ペアのスプレッド比較
主要通貨ペアのスプレッド比較結果は以下の通りです。
ブローカー | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY | GBP/USD |
XM スタンダード口座 |
1.6pips | 1.7pips | 2.3pips | 2.2pips |
FXGT スタンダード+口座 |
1.6pips | 1.6pips | 2.2pips | 2.2pips |
Exness スタンダード口座 |
1.1pips | 1.5pips | 1.9pips | 1.6pips |
AXIORY スタンダード口座 |
1.3pips | 1.2pips | 1.3pips | 1.6pips |
TitanFX スタンダード口座 |
1.33pips | 1.2pips | 1.74pips | 1.57pips |
iFOREX | 0.8pips | 0.8pips | 1.5pips | 1.1pips |
IS6FX スタンダード口座 |
1.6pips | 1.6pips | 2.7pips | 2.4pips |
HFM プレミアム口座 |
2.2pips | 1.5pips | 2.3pips | 1.9pips |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
各社のスタンダード口座的な口座タイプで比較しています。
この比較からブローカーのスプレッド設定の傾向が掴めます。
XM,FXGT,Exnessのスプレッド比較
XM,FXGT,Exnessのスプレッドを比較し、まとめました。
銘柄 | XM スタンダード口座 |
FXGT スタンダード+口座 |
Exness スタンダード口座 |
USD/JPY | 1.6pips | 1.6pips | 1.1pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.6pips | 1.5pips |
EUR/JPY | 2.3pips | 2.2pips | 1.9pips |
GBP/USD | 2.2pips | 2.2pips | 1.6pips |
GBP/JPY | 3.6pips | 3.5pips | 2.0pips |
AUD/USD | 1.8pips | 1.8pips | 1.5pips |
AUD/JPY | 3.3pips | 3.0pips | 2.1pips |
NZD/USD | 2.7pips | 2.7pips | 2.0pips |
NZD/JPY | 3.0pips | 3.0pips | 2.9pips |
USD/CAD | 2.2pips | 2.3pips | 2.2pips |
CAD/JPY | 3.4pips | 3.0pips |
2.4pips
|
USD/CHF | 1.9pips | 2.2pips | 1.5pips |
CHF/JPY | 3.3pips | 2.9pips |
1.7pips
|
EUR/GBP | 2.0pips | 1.9pips | 1.6pips |
EUR/AUD | 3.0pips | 3.2pips | 2.3pips |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
この比較では、Exnessが圧倒的に狭いです。
XMとFXGTは近似したスプレッドとなっています。
AXIORY,TitanFX,iFOREX,IS6FX,HFMのスプレッド比較
AXIORY,TitanFX,iFOREX,IS6FX,HFMのスプレッドを比較し、まとめました。
銘柄 | AXIORY スタンダード口座 |
TitanFX スタンダード口座 |
iFOREX | IS6FX スタンダード口座 |
HFM プレミアム口座 |
USD/JPY | 1.3pips | 1.33pips | 0.8pips | 1.6pips | 2.2pips |
EUR/USD | 1.2pips | 1.2pips | 0.8pips | 1.6pips | 1.5pips |
EUR/JPY | 1.3pips | 1.74pips | 1.5pips | 2.7pips | 2.3pips |
GBP/USD | 1.6pips | 1.57pips | 1.1pips | 2.4pips | 1.9pips |
GBP/JPY | 1.9pips | 2.45pips | 3.0pips | 2.9pips | 3.9pips |
AUD/USD | 1.5pips | 1.52pips | 1.0pips | 2.0pips | 1.8pips |
AUD/JPY | 1.8pips | 2.12pips | 3.0pips | 3.0pips | 2.8pips |
NZD/USD | 1.8pips | 1.86pips | 2.2pips | 3.3pips | 2.4pips |
NZD/JPY | 2.2pips | 2.62pips | 3.0pips | 3.4pips | 2.5pips |
USD/CAD | 1.8pips | 1.55pips | 2.0pips | 2.4pips | 2.3pips |
CAD/JPY | 1.8pips | 2.1pips |
2.5pips
|
4.0pips | 3.2pips |
USD/CHF | 1.7pips | 1.92pips | 1.6pips | 3.4pips | 2.2pips |
CHF/JPY | 1.9pips | 2.31pips |
2.5pips
|
3.4pips | 4.6pips |
EUR/GBP | 1.3pips | 1.53pips | 1.3pips | 2.1pips | 1.9pips |
EUR/AUD | 2.1pips | 2.75pips | 3.0pips | 4.0pips | 2.8pips |
※全社スプレッドは変動制です
取引量の多い通貨ペアでは、iFOREXが非常に狭いです。
平均すると、AXIORY,TitanFXのスプレッドが狭く、IS6FX、HFMは広めのスプレッドです。
上位口座でスプレッド比較
XMにKIWAMI極口座、Exnessにはプロ口座、FXGTにはプロ口座という上位の口座タイプがあります。
3社共にスプレッド設定が優秀なので、まとめて比較してみました。
銘柄 | XM KIWAMI極口座 |
Exness プロ口座 |
FXGT プロ口座 |
USD/JPY | 0.7pips | 0.7pips | 0.9pips |
EUR/USD | 0.7pips | 0.6pips | 0.7pips |
EUR/JPY | 1.2pips | 1.2pips | 1.4pips |
GBP/USD | 0.7pips | 0.9pips | 0.9pips |
GBP/JPY | 1.4pips | 1.3pips | 1.5pips |
AUD/USD | 0.9pips | 0.9pips | 1.0pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 1.3pips | 1.5pips |
NZD/USD | 1.2pips | 1.2pips | 1.2pips |
NZD/JPY | 2.0pips | 1.8pips | 1.5pips |
USD/CAD | 1.3pips | 1.3pips | 1.5pips |
CAD/JPY | 2.2pips | 1.5pips | 2.3pips |
USD/CHF | 0.9pips | 0.9pips | 1.2pips |
CHF/JPY | 1.9pips | 1.1pips | 2.1pips |
EUR/GBP | 0.9pips | 1pips | 1.2pips |
EUR/AUD | 1.5pips | 1.4pips | 2.3pips |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
スプレッドの平均値では、Exnessのプロ口座が最狭となっています。
ECN方式のスプレッド(取引コスト)比較
本項ではECN方式のスプレッド(取引コストについて比較しました。
なお、約定方式がECN方式だと名言されていないブローカーもありますが【取引コストが『スプレッド+手数料』】の口座タイプに関しては本項でまとめて比較しています。
ECN方式の口座タイプの銘柄と手数料を一覧表にまとめました。
銘柄 | 口座タイプ名称 | 往復手数料(1ロットあたり) |
XM | ゼロ口座 | 10ドル |
FXGT | ECN口座 | 6ドル |
Exness |
ロースプレッド口座 | 銘柄によって異なる (上限7ドル) |
ゼロ口座 | 銘柄によって異なる (0.4ドル~) |
|
AXIORY | ナノスプレッド口座 テラ口座 |
6ドル |
TitanFX | ブレード口座 | 7ドル |
HFM | ゼロスプレッド口座 | 主要通貨ペア6ドル その他の通貨ペア8ドル |
補足として、TitanFXのブレード口座は、円口座だと『1ロットあたり720円で固定』です。
他の多くの海外FX業者はドル円のレートを参照してドルを円換算した価格が手数料となります。
TitanFXは【1ドル=102.85円】で固定されているので、円安の時期は手数料が割安になります。
主要通貨ペアのスプレッド(取引コスト)比較
主要通貨ペアのスプレッド比較結果は以下の通りです。
銘柄 | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY | GBP/USD |
XM | 0.1pips+10ドル | 0.1pips+10ドル | 0.4pips+10ドル | 0.2pips+10ドル |
FXGT | 0.7pips+6ドル | 0.4pips+6ドル | 1.0pips+6ドル | 0.4pips+6ドル |
Exness ロースプレッド |
0+7ドル | 0+7ドル | 0.3pips+7ドル | 0.1pips+7ドル |
Exness ゼロ |
0+7ドル | 0+7ドル | 0+10ドル | 0+9ドル |
AXIORY | 0.2pips+6ドル | 0.1pips+6ドル | 0.3pips+6ドル | 0.4pips+6ドル |
TitanFX | 0.33pips+7ドル | 0.2pips+7ドル | 0.74pips+7ドル | 0.57pips+7ドル |
HFM | 0.9pips+6ドル | 0.4pips+6ドル | 1.3pips+6ドル | 0.7pips+6ドル |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
Exnessのゼロ口座は、厳密にはECN口座ではありませんが、実質固定スプレッドになる点と取引コストの安さが光ります。
XM,FXGT,Exnessのスプレッド(取引コスト)比較
XM,FXGT,Exnessのスプレッド(取引コスト)を比較し、まとめました。
なお、概算値として手数料を【1ドル=0.1pips】として表下段にスプレッドと合算した数値を記載しました。
目安として参照してください。
銘柄 | XM ゼロ口座 |
FXGT ECN口座 |
Exness ロープレッド口座 |
Exness ゼロ口座 |
USD/JPY | 0.1pips+10ドル | 0.7pips+6ドル | 0+7ドル | 0+7ドル |
1.1 | 1.3 | 0.7 | 0.7 | |
EUR/USD | 0.1pips+10ドル | 0.4pips+6ドル | 0+7ドル | 0+7ドル |
1.1 | 1.0 | 0.7 | 0.7 | |
EUR/JPY | 0.4pips+10ドル | 1.0pips+6ドル | 0.3pips+7ドル | 0+10ドル |
1.4 | 1.6 | 1.0 | 1.0 | |
GBP/USD | 0.2pips+10ドル | 0.4pips+6ドル | 0.1pips+7ドル | 0+9ドル |
1.2 | 1.0 | 0.8 | 0.9 | |
GBP/JPY | 1.2pips+10ドル | 1.0pips+6ドル | 0.3pips+7ドル | 0+15ドル |
2.2 | 1.6 | 1.0 | 1.5 | |
AUD/USD | 0.4pips+10ドル | 0.7pips+6ドル | 0.3pips+7ドル | 0+10ドル |
1.4 | 1.3 | 1.0 | 1.0 | |
AUD/JPY | 1.2pips+10ドル | 1.0pips+6ドル | 0.4pips+7ドル | 0.1pips+9ドル |
2.2 | 1.6 | 1.1 | 1.0 | |
NZD/USD | 0.1pips+10ドル | 0.8pips+6ドル | 0.5pips+7ドル | 0+13ドル |
1.1 | 1.4 | 1.2 | 1.3 | |
NZD/JPY | 2.0pips+10ドル | 1.1pips+6ドル | 0.8pips+7ドル | 0pips+15ドル |
3.2 | 1.7 | 1.5 | 1.5 | |
USD/CAD | 0.4pips+10ドル | 0.7pips+6ドル | 0.4pips+7ドル | 0pips+10ドル |
1.4 | 1.3 | 1.1 | 1.0 | |
CAD/JPY | 1.1pips+10ドル | 1.1pips+6ドル | 1.2pips+7ドル | 0.8pips+10ドル |
2.1 | 1.7 | 1.9 | 1.8 | |
USD/CHF | 0.5pips+10ドル | 0.6pips+6ドル | 0.2pips+7ドル | 0+9ドル |
1.5 | 1.2 | 0.9 | 0.9 | |
CHF/JPY | 1.4pips+10ドル | 1.4pips+6ドル | 0.7pips+7ドル | 0+10ドル |
2.4 | 2.0 | 1.4 | 1.0 | |
EUR/GBP | 0.3pips+10ドル | 0.7pips+6ドル | 0.4pips+7ドル | 0+18ドル |
1.3 | 1.3 | 1.1 | 1.8 | |
EUR/AUD | 0.9pips+10ドル | 1.3pips+6ドル | 0.4pips+7ドル | 0+11ドル |
1.9 | 1.9 | 1.1 | 1.1 |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
この比較では、Exnessが強いです。
AXIORY,TitanFX,HFMのスプレッド(取引コスト)比較
AXIORY,TitanFX,HFMのスプレッド(取引コスト)を比較し、まとめました。
なお、概算値として手数料を【1ドル=0.1pips】として表下段にスプレッドと合算した数値を記載しました。
目安として参照してください。
銘柄 | AXIORY ナノ口座 |
TitanFX ブレード口座 |
HFM ゼロスプレッド口座 |
USD/JPY | 0.2pips+6ドル | 0.33pips+7ドル | 0.9pips+6ドル |
0.8 | 1.03 | 1.5 | |
EUR/USD | 0.1pips+6ドル | 0.2pips+7ドル | 0.4pips+6ドル |
0.7 | 0.9 | 1.0 | |
EUR/JPY | 0.3pips+6ドル | 0.74pips+7ドル | 1.3pips+6ドル |
0.9 | 1.44 | 1.9 | |
GBP/USD | 0.4pips+6ドル | 0.57pips+7ドル | 0.7pips+6ドル |
1.0 | 1.27 | 1.3 | |
GBP/JPY | 0.7pips+6ドル | 1.45pips+7ドル | 1.8pips+6ドル |
1.3 | 2.15 | 2.4 | |
AUD/USD | 0.3pips+6ドル | 0.52pips+7ドル | 0.7pips+8ドル |
0.9 | 1.22 | 1.5 | |
AUD/JPY | 0.6pips+6ドル | 1.12pips+7ドル | 1.6pips+8ドル |
1.2 | 1.82 | 2.4 | |
NZD/USD | 0.7pips+6ドル | 0.86pips+7ドル | 1.2pips+8ドル |
1.3 | 1.56 | 2.0 | |
NZD/JPY | 0.8pips+6ドル | 1.62pips+7ドル | 1.5pips+8ドル |
1.4 | 2.32 | 2.3 | |
USD/CAD | 0.8pips+6ドル | 0.55pips+7ドル | 1.0pips+6ドル |
1.4 | 1.25 | 1.6 | |
CAD/JPY | 1.7pips+6ドル | 1.1pips+7ドル | 1.6pips+6ドル |
2.3 | 1.8 | 2.2 | |
USD/CHF | 0.4pips+6ドル | 0.92pips+7ドル | 1.1pips+6ドル |
1.0 | 1.62 | 1.7 | |
CHF/JPY | 0.5pips+6ドル | 1.31pips+7ドル | 3.4pips+6ドル |
1.1 | 2.01 | 4.0 | |
EUR/GBP | 0.5pips+6ドル | 0.53pips+7ドル | 0.8pips+6ドル |
1.1 | 1.23 | 1.4 | |
EUR/AUD | 0.8pips+6ドル | 1.75pips+7ドル | 1.6pips+8ドル |
1.4 | 2.45 | 2.4 |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
この比較では、AXIORYのナノ口座が最も取引コストが安いです。
スプレッドの狭い優良海外FX業者
前項の比較結果から、スプレッドの狭い海外FX業者を抽出し、ブローカー情報をまとめました。
- Exness
- AXIORY
- XM
- TitanFX
- FXGT
- iFOREX
最重要項目を『平均スプレッド、取引コスト』とした上で、安全性、口座スペック等を加味し、便宜上、ランキング形式でまとめした。
スプレッドの狭い優良海外FX業者1位:Exness
Exnessの基本情報
- 10年以上の運営実績
- 高信頼性ライセンスを複数保有
- グループ全体では8個の金融ライセンスを保有
- 出金拒否がない・出金処理が早い
- The Financial Commissionに加盟
- 口座スペックは最高峰
- 条件達成でレバレッジ無制限(21億倍)
- 為替のスプレッドは最狭水準
- 投資商品が多い
- スワップフリー
- ストップレベル0
- 世界最大のブローカー(取引量/アクティブユーザー数)
- 日本語対応済
- ゼロカットシステムあり
- レバレッジ制限がある(アカウント内残高/指標/週末)
- クレジットカード入金はJCBのみ
- ボーナスなし
- プロ口座の最低入金金額1,000ドル
Exnessのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド スタンダード口座 |
1.1pips |
ドル円のスプレッド プロ口座 |
0.7pips |
スプレッドの安定性 | ◎ |
約定力 | 〇 |
リアルタイムスプレッド | なし 平均スプレッドは全商品について 確認可 |
Exnessのスプレッドは、スタンダード口座でも十分狭いです。
プロ口座は、海外FX業者としては最狭水準です。
ドルストレートの通貨ペアが特に狭い傾向があります。
リアルタイムスプレッドは公式サイトでは確認できませんが、公式サイトの平均スプレッドは実際のスプレッドとほとんど乖離していません。
スプレッドの変動幅も他社よりも小さく安定しています。
Exnessは2022年に【総取引量】と【アクティブトレーダー数】の2点において、2四半期連続で世界最大のブローカーとなりました。
利用者が増加し過ぎてサーバーが安定しない、という声もありました。
ですが、Exnessは直近の3年間で45台のサーバーを増設しており、今後もサーバーの増設が継続される予定です。
↑Exness公式サポートからのインフォメーションメールより引用
また、24時間年中無休体制で、サーバーと取引インフラのモニタリングが開始されました。
今後も、より安定的な取引環境の提供が期待できます。
Exnessの総評
Exnessの取引環境は、【スプレッドの狭さ】【口座スペックの高さ】【スワップフリー】という3つの強みがあります。
スプレッドの狭さも強力ですが、最大レバレッジは2,000倍、ロスカット水準は0%という口座スペックも良いです。
スワップフリーで取引できる銘柄が多数あります。
10年以上の運営実績、グループ全体でのライセンスの保有数、The Financial Commissionに加盟、など安全性に関しても申し分ありません。
複数の強みの中で、最もトレードする上でメリットが大きいのはスプレッドの狭さです。
Exnessの利用者は急増中ですが、スプレッドの狭さを評価する声が最も多いです(Twitter調べ)。
ブローカーとしての安全性の高さはトップクラス
スプレッドの狭さを重視する方、取引回数の多いトレーダーの方は、Exnessの取引環境を利用することで収支が大きく向上する可能性があります。
公式サイト:https://www.exness.com/
▼Exnessのスプレッド以外の総合情報はこちら
Exnessのスプレッド【口座別比較&他社比較】エクスネスのスプレッド一覧
Exnessのレバレッジ総まとめ【レバレッジ無制限・レバレッジ制限・変更方法】
Exnessのスワップフリーまとめ【スワップフリーレベル・スワップ一覧】
Exnessのボーナス情報・エクスネスのプレミアプログラム
Exness(エクスネス)の仮想通貨・ビットコイン取引【レバレッジ/スプレッド/他社比較】
Exnessのゴールド取引【口座別スプレッド比較と他社比較】
Exnessで出金拒否されない為の知識・エクスネスの禁止事項と注意事項
Exnessの最大ロット・最大ポジション数【他社比較でエクスネスを分析】
Exnessの口座開設方法|エクスネスの口座開設手順と注意点
スプレッドの狭い優良海外FX業者2位:AXIORY
AXIORYの基本情報
- 信託保全
- 10年以上の運営実績
- 出金トラブル・出金拒否がない
- The Financial Commissionに加盟
- スプレッドが狭い
- NDD方式で取引制限なし
- 約定力が高い/約定実績も公開
- 1回の注文で最大1,000ロット発注可能/ポジション数は無制限
- ストップレベル0
- 投資商品数が多い
- 入出金手段は豊富
- プラススワップが大きい(為替)
- 日本語対応済/サポート品質が高い
- 現物株・ETFが取引できる
- ゼロカットシステムあり
- 最大レバレッジは低い
- 常設ボーナスがない
- 2万円未満の出金時は手数料が発生
AXIORYのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド スタンダード口座 |
1.3pips |
ドル円のスプレッド口座 ナノ/テラ口座 |
0.2pips+6ドル |
ECN方式手数料 | 1ロットあたり6ドル |
スプレッドの安定性 | ◎ |
約定力 | ◎ |
リアルタイムスプレッド | あり |
AXIORYは、海外FX業者の中で『スプレッドが狭いブローカーと言えばAXIORY』というイメージを既に確立しています。
為替に関しては、スタンダード口座よりもECN方式の口座タイプである【ナノスプレッド口座/テラ口座】の方がトータル取引コストが安いです。
クロス円の通貨ペアも安定して狭いのがAXIORYの強みです。
↑AXIORY公式サイトより
NDD方式を明言している透明性の高さも良い点です。
また、AXIORY公式にて【約定スピード】【スリッページ率】を開示しており、月毎に更新されています。
このデータを記録し、開示している海外FX業者はAXIORYのみです。
99%の注文が0.22秒以内に約定しています。
AXIORYの約定力の高さは、インフラ設備が整っていることが礎となっています。
AXIORYのサーバーは、金融インフラ世界最大の「エクイニクス社(EQUINIX社)」のロケーションセンター内に設置されています。
サーバーの状況、システムの運行状況はAXIORYのエンジニアにより、365日24時間体制で監視されています。
AXIORYの総評
AXIORYの最大レバレッジは400倍となっており、他の海外FX業者よりもレバレッジの高さは劣ります。
しかし、信託保全による資金管理面での安全性の高さと、The Financial Commissionに加盟による出金周りの信頼性の高さがあります。
1回の発注で1,000ロットまで入れられるのはAXIORYのみであり、ポジション数は制限なく保有できます。
大口トレーダーの方の需要を満たすトレード環境でもあります。
狭いスプレッドがAXIORYを利用する最大のメリットです。
信託保全なので資金管理面での安全性が高い
短期売買トレーダーや、取引回数の多いデイトレーダーの方にとって、AXIORYの利用価値は高いです。
信託保全の安心感が欲しい大口トレーダーの方は、AXIORY一択です。
公式サイト:https://www.axiory.com/
▼AXIORYのスプレッド以外の総合情報はこちら
スプレッドの狭い優良海外FX業者3位:XM
XMの基本情報
- 安全性はトップクラス
- 出金拒否がない
- 日本語対応は完璧
- ハイレバレッジ
- ゼロカットシステム
- 口座開設ボーナス常時提供
- 入金100%ボーナスが利用できる
- 投資商品が多い、仮想通貨も取引できる
- KIWAMI極口座のスペックが高い
- ストップレベル0
- スプレッドが広い(スタンダード口座)
- 利益分の出金方法が少ない
- 売り買い共にマイナススワップが発生する通貨ペアが多い(スタンダード口座)
XMのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド スタンダード口座 |
1.6pips |
ドル円のスプレッド口座 KIWAMI極口座口座 |
0.7pips |
ECN方式手数料 (ゼロ口座) |
1ロットあたり10ドル |
スプレッドの安定性 | ◎ |
約定力 | ◎ |
リアルタイムスプレッド | あり |
XMのスタンダード口座のスプレッドに関しては、海外FX業者としては標準的です。
ECN方式のゼロ口座は、手数料が他社よりも高く、優位性はありません。
ただし、KIWAMI極口座のスプレッドは非常に狭いです。
Exnessのプロ口座と並んで最狭水準のスプレッドとなっています。
KIWAMI極口座のスプレッドが優遇されているのは、為替、貴金属(ゴールド/シルバー)、仮想通貨のみです。
その他の投資商品に関してはスタンダード口座と共通となっています。
また、KIWAMI極口座は口座開設ボーナス以外のボーナスが利用できません。
全取引の99.35%が1秒以内に執行されるという約定力の高さもXMの強みです。
サーバーの安定性に関しては、海外FX業者トップクラスです。
XMの総評
XMは日本人トレーダーの利用率が最も高く、知名度と人気を獲得しているブローカーです。
10年以上の運営実績に加え、日本人トレーダーの利用実績、出金実績など、長年にわたり信頼性の高さを示してます。
口座開設ボーナスと入金ボーナスが利用できる点もXMの強みです。
盤石の安全性と信頼性の基で、利用しやすい取引環境が提供されています。
もうしばらくは、No1海外FXブローカーとして君臨し続けるでしょう。
KIWAMI極口座のスプレッドは最狭水準
出金関連の安全性と資金管理面での信頼性の高さはトップクラス
スタンダード口座のスプレッドは標準的ですが、全てのボーナスが利用できるので、海外FXビギナーの方にはおすすめできます。
低スプレッドを求める方は、KIWAMI極口座を利用しましょう。
公式サイト:https://www.xmtrading.com/
▼XMのスプレッド以外の総合情報はこちら
スプレッドの狭い優良海外FX業者4位:TitanFX
TitanFXの基本情報
- スプレッドが狭い
- NDD方式で取引制限なし
- 約定力が高い
- レバレッジ500倍で追証なし
- レバレッジ制限なし
- 分別管理&金融ライセンス2種類保有で安全性が高い
- 出金拒否がない
- The Financial Commissionに加盟
- 投資商品が多い
- ストップレベル0
- 入出金手段が豊富
- 日本語対応済
- 入金ボーナスがない(不定期でキャッシュバックキャンペーン開催)
- 仮想通貨は土日取引不可
- マイナススワップが大きい
- 最低入金額は2万円
TitanFXのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド スタンダード口座 |
1.33pips |
ドル円のスプレッド口座 ブレード口座 |
0.33pips+7ドル |
ECN方式手数料 |
1ロットあたり7ドル |
スプレッドの安定性 | ◎ |
約定力 | ◎ |
リアルタイムスプレッド | あり |
TitanFXのスプレッドは、平均的に狭めです。
取引コストは、スタンダード口座よりもブレード口座の方が安いです。
TitanFXはインフラ設備を整えることに注力しています。
エクイニクス・ファイナンシャル・エクスチェンジ(Equinix Financial Exchange)は、ウォール街に隣接する世界最高の金融データセンターです。
TitanFXは、世界金融の中心地であるニューヨークにあるエクイニクス社のデータセンターNY4内に取引サーバーを設置しています。
↑TitanFX公式サイトより引用
世界中にネットワークを持つエクイニクスグローバルデータセンターを介して、Titan FXとリクイディティパートナーが接続されています。
インフラが整っていることで、高速約定・低遅延・サーバーの安定が実現されています。
TitanFXはスプレッドの狭さに加えて、約定力が高い点も強みです。
TitanFXの総評
TitanFXは、最大レバレッジ500倍ですが、レバレッジ制限がないのが特徴です。
口座内残高や保有ロット数によるレバレッジ制限がありません。
ライセンスを2個保有しており、The Financial Commissionに加盟しています。
安全性の高いブローカーです。
ライセンス2個保有+The Financial Commissionに加盟
純粋なスプレッドの狭さではExness、AXIORYに劣ります。
スプレッドの狭さだけでなく、約定力の高さやレバレッジ制限を受けたくない方は利用を検討しても良いでしょう。
公式サイト:https://titanfx.com/
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スプレッドの狭い優良海外FX業者5位:FXGT
FXGTの基本情報
- セーシェル共和国のFSAライセンスを保有
- 分別管理&ブローカー保険に加入
- 出金処理が速い、出金トラブルがない
- 口座開設ボーナスが利用できる
- 入金ボーナスが利用できる
- 最大レバレッジ1,000倍&ゼロカットシステム
- 投資商品数が豊富
- スワップフリー(仮想通貨)
- 仮想通貨の取引条件が良い
- 入出金手段が豊富
- 公式サイト・サポート日本語対応済
- ススプレッドが広め(スタンダード口座)
- マイナススワップが大きい(為替)
- プラットフォームはMT5のみ
- 90日間取引がないと口座維持費がかかる
FXGTのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド スタンダード口座 |
1.6pips |
ドル円のスプレッド口座 プロ口座 |
0.9pips |
ECN方式手数料 (ECN口座) |
1ロットあたり6ドル |
スプレッドの安定性 | 〇 |
約定力 | 〇 |
リアルタイムスプレッド | あり |
FXGTのスタンダード口座スプレッドは、標準的です。
プロ口座のスプレッドは、XMのKIWAMI極口座、Exnessのプロ口座には劣るものの、その他の海外FX業者よりは余裕で狭いです。
ECN口座が完備されている点もポイントです。
FXGTのスプレッドの狭さは、以前からデメリットとして指摘されてきましたが、プロ口座の追加により大幅に改善されました。
プロ口座には、スワップフリーで取引できるという強みもあります。
また、本記事では為替のスプレッドを比較していますが、仮想通貨の取引であればFXGTのスプレッドは狭いです。
FXGTの総評
FXGTは運営歴の浅いブローカーですが、セーシェル共和国のFSAライセンスを保有しており、ブローカー保険に加入しています。
運営実績による信頼性は他社に負けますが、豪華なボーナスと優良な取引環境で補い、現在XM,に次ぐ2位の人気ブローカーとなっています。
口座開設ボーナスと入金ボーナスが利用できる点もFXGTの強みです。
サービスの平均点が高く、XMと似た方向性で運営されており、投資ビギナー、FX初心者の方でも利用しやすい海外FX業者です。
口座開設ボーナスと入金ボーナスが利用できる数少ないブローカー
わずか3年で人気ブローカーに躍進
口座開設ボーナス、入金100%ボーナスが利用できるので、海外FX口座を初めて利用する方や、投資初心者の方にとっても利用価値の高いブローカーです。
公式サイト:https://fxgt.com/
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スプレッドの狭い優良海外FX業者6位:iFOREX
iFOREXの基本情報
- 長い運営歴+金融ライセンス+分別管理で安全性が高い
- 出金拒否がない
- ロスカット水準0%+ゼロカットシステム
- レバレッジ制限がない
- 入金100%ボーナスが利用できる
- スプレッドは狭め(為替)
- 投資商品数が多い
- プラススワップが大きい(為替)
- 日本語対応済
- スキャルピング不可
- MT4・MT5使用不可
- 入金方法が少ない
- 口座タイプは1種類のみで1人1口座のみ
iFOREXのスプレッド
項目 | 内容 |
ドル円のスプレッド |
0.8pips |
スプレッドの安定性 | ◎ |
約定力 | 〇 |
リアルタイムスプレッド | あり |
iFOREXのスプレッドは、取引商品によっては狭いです。
ドル円、ユーロドル、ポンドドルなど取引量の多い通貨ペアは非常に優秀なスプレッド設定です。
ただし、取引量の少ない通貨ペアは広めです。
iFOREXの総評
iFOREXは25年以上の運営実績を誇る老舗ブローカーです。
スプレッドの狭さが強みというブローカーではありません。
しかしながら、特定の投資商品に対しては抜群のスプレッドの狭さを誇ります。
入金100%ボーナスが利用できるのも良い点です。
運営実績による信頼性の高さはトップクラス
スキャルピング不可、MT4/MT5利用不可というデメリットを許容できる方であれば、利用価値のあるブローカーです。
公式サイト:https://www.iforex.jpn.com/
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海外FXのスプレッド・基礎知識
本項では、スプレッドに関する基礎知識をまとめました。
- スプレッドとは
- 国内FXと海外FXのスプレッドの違い(DD方式とNDD方式)
- 約定方式によるスプレッドの違い(STP方式とECN方式)
スプレッドとは
スプレッドとは、買い価格(ASK)と売り価格(BID)の差のことです。
取引毎に必ず発生する手数料という認識でOKです。
ブローカー目線で考えると、取引毎の手数料は会社の収益源です。
スプレッドを広くしすぎると自社サービスを利用してもらえませんし、スプレッドを狭くし過ぎると経営が立ち行かなくなってしまいます。
細心の注意を払いつつ、極力狭くしたいのがブローカーの本音です。
国内FXと海外FXのスプレッドの違い
国内FXと海外FXでは、スプレッドの広さが大きく違います。
特に、ドル円、ユーロドル、ユーロ円に関しては差が顕著です。
ドルストレートの通貨ペアに関しては、海外FX業者の方が狭いこともありますが、総じてクロス円の通貨ペアは国内業者の方が狭くなっています。
国内FX業者と海外FX業者のスプレッド差は、主に約定方式の違いにより発生している事象です。
約定方式にはDD方式とNDD方式の2種類があります。
NDD方式(No-Dealing Desk):トレーダーの注文をディーラーを介さずインターバンクに通す。
NDD方式、DD方式共に合法であり、約定方式自体に善悪はありません。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
国内FX業者は主にDD方式を採用しており、海外FX業者は主にNDD方式を採用しています。
国内FX | 海外FX |
スプレッドを固定できる | スプレッド変動制 |
注文を呑む | 注文をインターバンクに通す |
顧客の負け分が会社の利益になる | 顧客が勝って、トレードを繰り返してくれることで利益になる |
透明性が低い | 透明性が高い |
スキャルピングが禁止されることがある | スキャルピングは認められている |
国内FX業者のスプレッド(特にドル円)は、海外のFXトレーダーが見たら驚いて2度見するレベルの異常な設定値です。
ワールドスタンダードなのは、海外FX業者のスプレッド設定の方です。
約定方式によるスプレッドの違い
NDD方式には、さらに2種類の約定方式があります。
STP方式とECN方式です。
STP方式とECN方式で、取引コストの形態が変わります。
ECN方式:スプレッドに加えて外付けの手数料が発生する約定方式
STP方式とECN方式の説明を補足します。
インターバンク市場に参加しているリクイディティープロバイダーからレートの提示を受け、トレーダーに最も有利な価格で約定させる方式。
ブローカーは、自社が設定した手数料をスプレッドとして徴収。
インターバンク市場にトレーダーの注文を直接流し、反対売買とぶつけて約定させる方式。
実際の価格差は0だが、ブローカーは約定させたことに対する手数料を徴収。
NDD方式自体が透明性が高い約定方式ですが、STP方式では一瞬ブローカーの介入が入りますが、ECN方式では一切の介入が存在しません。
より透明性が高いのがECN方式です。
一般的には、大口トレーダーや、スキャルピングトレーダーにはECN方式の利用が推奨されています。
理由は透明性が担保されるのと、取引コストに占める変動要素(スプレッド部分)が薄まるので、取引コストが安定する為です。
個人的には、STP方式の方がコストが安い口座タイプが登場してきている(Exnessのプロ口座、XMのKIWAMI極口座など)ので、純粋に安さを求めるのであればSTP方式で良いと思っています。
ですが、トレーダーによって重視するポイントはそれぞれです。
あなたにとってメリットの大きい約定方式を選択しましょう。
海外FXのスプレッド・重要性
本項では、海外FXにおけるスプレッドの重要性をまとめました。
- ブローカーによる差が大きい
- 収支の増減に直結する
- トレード判断・メンタルに影響する
ブローカーによる差が大きい
記事内で比較しましたが、海外FX業者によってスプレッドの設定差は大きいです。
海外FX業者を選択する際に、しっかりと比較すべきポイントです。
口座タイプ、銘柄による差もあるので時間のかかる選定作業ですが、ここで時間をかけて自分にとってベストの取引環境を整えてしまえば、あとはトレードに集中して利益を上げるだけです。
ブローカー毎の差を見極めましょう。
収支の増減に直結する
スプレッドの差は、収支に直結します。
スプレッドの狭いブローカーとスプレッドの広いブローカーでは、スプレッド差だけでも収支に与える影響が大きいです。
例として、HFMのプレミアム口座のポンド円(GBP/JPY)のスプレッドは3.9pips、Exnessのプロ口座のポンド円(GBP/JPY)のスプレッドは1.3pipsです。
2.6pipsの差が存在しています。
1ロット(10万通貨)のトレードをする毎に、2,600円の差が発生します。
この2社で全く同じトレードをして純粋なトレード利益が1万円だった場合、HFMでは6,100円の利益にしかなりませんが、Exnessでは8,700円の利益が出ます。
トレードする度に、スプレッド差分だけ差額が生まれます。
1ロットのトレード1回でも、冷静に金額を見ると大きな差です。
トレード回数が1回、10回、100回と繰り返される度に、2,600円、2万6千円、26万円というコスト差になります。
スプレッドの狭いブローカーを選択することで、この分のコストを削減できるという見方もできますし、収支が向上するとも言えます。
今使っているブローカーよりも、狭いスプレッドのブローカーがあるのならば、積極的にスプレッドのブローカーを選択したいところです。
トレード判断・メンタルに影響する
スプレッドが狭いことで、トレード判断に良い影響をもたらします。
素早い損切りの判断や、ドテンの判断など、瞬発力を求められる局面に特に影響します。
スプレッドの広いブローカーだと、どうしてもトレード回数を抑えたいという気持ちが生まれますが、スプレッドの狭いブローカーだと、トレード回数が増えることに対する躊躇が減少します。
『自分が時間をかけて調べたブローカーの中で最もスプレッドが狭い有利な条件のブローカーを使っている』という状態はメンタルにも良い影響を及ぼします。
「たかがスプレッドごときで・・・」と思う方も居るかもしれません。
あくまでも筆者個人の体験談ではありますが、スプレッドが狭いブローカーを利用することで、トレード判断・メンタル管理面においても良い影響がありました。
スプレッドで海外FX業者を選ぶ際の注意点
スプレッドで海外FX業者を選ぶ際の注意点をまとめました。
- 口座タイプの確認
- 最低入金額の確認
- リアルタイムスプレッドの確認
口座タイプの確認
ブローカー毎に、口座タイプが複数あります。
口座タイプ毎のスプレッド設定の違い、約定方式の違いを確認し、自分にとって最適な口座タイプを選択しましょう。
最低入金額の確認
ECN方式の口座タイプや、上位口座の場合、最低入金がスタンダード口座よりも高く設定されている場合があります。
ECN方式の口座タイプや上位口座は、トレーディング環境のメリットが大きい反面、使う為のハードルが高いのがデメリットです。
リアルタイムスプレッドの確認
リアルタイムスプレッドが確認できるブローカーであれば、利用前にリアルタイムスプレッドを確認しておきましょう。
以前は、口座を開かないと確認できない情報の一つでしたが、近年は口座開設しなくても公式サイトで確認可能な海外FX業者が増えてきています。
XM
XM公式サイトにて、スタンダード口座とKIWAMI極口座のリアルタイムスプレッドが確認可能です。
XM公式サイトトップページにてリアルタイムスプレッドが確認できます。
AXIORY
AXIORYでは、公式サイトトップページにて主要投資商品のリアルタイムスプレッドが確認できます。
取引⇒取引商品に進めば、全ての投資商品のリアルタイムスプレッドが確認可能です。
FXGT
FXGT公式サイトにて、スタンダード+口座のリアルタイムスプレッドが確認可能です。
FXGT公式サイトトップページにてリアルタイムスプレッドが公開されています。
iFOREX
iFOREXでは、公式サイトにてリアルタイムスプレッドの確認が可能です。
iFOREX公式サイトのトップページで、取引量の多い主要な投資商品について、実際に変動するリアルタイムスプレッドが可能できます。
なお、『スプレッド』という欄はないので、買い価格と売り価格の差で確認することになります。
また、公式サイト内の『ライブレート』では、より多数の投資商品のスプレッドが確認できます。
iFOREXの変動スプレッドは、他の海外FX業者よりも落ち着いており、安定しています。
実際に変動する数値を自分の目で確かめておきたい方は、確認しておきましょう。
TitanFX
TitanFXでは、ブレード口座のスプレッドが確認できます。
確認できるのはブレード口座限定で、主要投資商品に限られます。
実際に変動する数値を自分の目で確かめておきたい方は、確認しておきましょう。
Exness
Exnessでは、リアルタイムスプレッドの確認はできません。
ただし、平均スプレッドがExness公式サイトにて、全投資商品について確認できます。
優待スワップフリー対象銘柄も確認できます。
海外FXスプレッド比較・まとめ
本記事で、ブローカー毎のスプレッド差の大きさがわかっていただけたと思います。
筆者自身、スプレッドの広いブローカーを長期間使用してしまい、スプレッドの狭いブローカーに乗り換えた結果、トレードのストレスが大きく軽減し収支が大幅に向上したという経験があります。
海外FXのデメリットとして長年指摘されてきた『スプレッドの広さ』ですが、近年は海外FX全体のサービスレベルが向上したことにより、スプレッドは狭くなってきています。
国内FX業者と比較しても、ドル円、ユーロドル、ユーロ円は国内FX業者には及びませんが、その他のドルストレートの通貨ペアであれば、海外FX業者の方が狭い場合もあります。
本記事内の情報を参考にしていただき、あなたの収支の向上に役立てていただれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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