本記事では、海外FX業者『Exness(エクスネス)』の出金拒否に関する情報をまとめました。
Exnessは、2020年に日本市場に進出してきた海外FX業者です。
優良な取引環境を提供しており、多くの日本人トレーダーに受け入れられ、利用者数が急増しています。
Exnessで規約違反にあたる取引内容を把握したい
Exnessで出金拒否にならない方法を知りたい
上記のような方に読んでいただきたい記事です。
当記事に辿り着いた多くの方は「Exnessで出金拒否されることってあるの?」という疑問をお持ちだと思います。
結論としては、Exnessで出金拒否される可能性は非常に低いです。
記事内で、その理由と背景、利用規約に記載のある禁止事項、公式サイト上に記載されている注意事項をまとめました。
Exnessは複数の強みを持つ海外FX業者ですが、入出金周りの健全性も魅力的なポイントの一つです。
Exnessの出金拒否情報を把握し、トレードに役立てていただければ幸いです。
公式サイト:https://www.exness.com/
当サイトのリンクは、全て別タブ、別ウィンドウで開きます。
各社公式サイトの情報、関連記事も併せてご参照ください。
Exness(エクスネス)で出金拒否が起こらない理由
海外FXにおける出金拒否には【ブローカー側の判断による一方的かつ悪質な出金拒否】と【トレーダー側の過失(利用規約違反など)による出金拒否】に分類できます。
この2つの側面から出金拒否が起こる可能性の低い理由をまとめます。
根拠となるのは以下の3点です。
- 10年以上の運営実績
- 保有している金融ライセンスの信頼性が高い
- The Financial Commissionに加盟している
- 取引制限がない
根拠①~③に関しては、一方的かつ悪質な出金拒否は起こらない理由、④に関しては、トレーダー側の過失(利用規約違反など)による出金拒否が起こらない理由です。
10年以上の運営実績
Exnessは2008年から運営されており、現時点で10年以上の運営実績があります。
ブローカー側の判断による一方的かつ悪質な出金拒否をするようなブローカーであれば、どこかの時点でユーザー離れを引き起こし、経営が立ち行かなくなります。
Exnessは、トラブルなく安定性に運営されてきた実績が10年以上あります。
この運営実績の長さは一つの根拠になります。
保有している金融ライセンスの信頼性が高い
Exnessグループ全体では8個の金融ライセンスを保有しています。
ライセンス名 | 発行元 | ライセンス番号 | 取得会社 |
FASライセンス | セーシェル共和国金融庁 | SD025 | Exness (SC) Ltd |
FCAライセンス | イギリス金融行動監視機構 | 730729 | Exness (UK) Ltd |
CySECライセンス | キプロス証券取引委員会 | 178/12 | Exness (Cy) Ltd |
FSCAライセンス | 南アフリカ金融業界行為監督機構 | 51024 | Vlerizo (Pty) Ltd |
CBCSライセンス | キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行 | 0003LSI | Exness B.V. |
FSCライセンス | 英領バージン諸島金融サービス委員会 | 2032226 | Venico Capital Limited |
FSCライセンス | モーリシャス金融サービス委員会 | 176967 | Tortelo Limited |
CMAライセンス | ケニア資本市場庁 | 162 | Tadenex Limited |
中でも、イギリスのFCAライセンスとキプロス共和国のCySECライセンスは世界でも有数の信頼性を誇る金融ライセンスであり、取得が困難な金融ライセンスです。
イギリスとキプロス共和国は金融大国であり、ライセンス取得にあたり、企業の資金力、資金管理体制、厳格な個人情報の管理、高いセキュリティレベル、などが求められ全ての基準を上回らないと認可が受けられません。
- 信託保全の義務
- AMLの徹底
- 経営状況と資金管理の報告
- 行き過ぎたプロモーション禁止
- 定期的に監査を受ける義務
なお、日本人トレーダーは、セーシェル共和国のFSAライセンスの管理下です。
しかしながら、グループ会社は、FCAライセンスとCySECライセンスの厳しい審査基準を満たし続けています。
ライセンスによる客観的な信頼性の高さから、資金の持ち逃げによる出金拒否の発生と、ブローカー側の意図的なかつ悪質な利益取り消し等による出金拒否の可能性はほぼ0であると言えます。
The Financial Commissionに加盟している
Exnessは『The Financial Commission』に加盟しています。
↑ExnessのThe Financial Commission加盟証明
The Financial Commissionは、ブローカーとトレーダーのトラブルを迅速かつ公平に判断し、解決する為の第三者機関です。
万が一、ブローカーとトレーダー間でトラブルが起きた場合、The Financial Commissionに申し立てを行うことができます。
The Financial Commissionが決定した内容に加盟ブローカーが従わない場合、The Financial Commissionによって1件につき上限2万ユーロまでトレーダー側は補填を受けられます。
The Financial Commissionは、AXIORYとTitanFXも加盟している国際的な機関です。
The Financial Commissionに加盟することで、出金トラブルを望まない姿勢と、トラブルが起きた際は第三者機関の介入によって解決する手段を有していることになります。
取引制限がない
ここからは【トレーダー側の過失(利用規約違反など)による出金拒否】についてですが、Exnessは他社よりも取引内容に関する規約が甘い、というかほとんどありません。
取引制限に関する公式サポートの記載
Exnessでは、原則として取引制限がありません。
上の画像のExness公式サイト内の『ヘルプセンター』で言及されている禁止事項は以下の通りです。
- 非倫理的行為
- 不正
- ソフトウェア操作
- 不法行為
『非倫理的行為』は抽象的な言葉ですが、まとめると取引内容よりも取引自体を操作するような不法行為が禁止されています。
他社で禁止されている取引も認められている
超短時間のスキャルピングトレード、大きなロットでのスキャルピングなど、他の海外FX業者の一部で禁止されているような取引もExnessでは問題ありません。
- 大きなロットでのスキャルピング
- 超短期売買
- 同一口座以外での両建て
- 他社との両建て
- 指標時のスキャルピング
- 窓埋め狙いのトレード
上記のような取引もExnessでは認められています。
前項の禁止事項に該当しない取引内容での、利益取り消しや出金拒否は起こりません。
公式サイト:https://www.exness.com/
Exness(エクスネス)で出金拒否されない為の知識/禁止事項の把握
本項では、Exnessに出金拒否されない為の知識をまとめました。
取引内容にはほとんど制限はありませんが、利用規約で明確に禁止されている行為があります。
また、取引以外の入出金については、AML(アンチマネーロンダリング)ポリシーに基づいた対応がなされています。
利用規約による禁止事項
Exnessの『利用規約:Client Agreement』の取引における禁止事項を一部抜粋しました。
長い文章ですが、お時間のある方はご一読ください。
和訳も併記してあります。
ここでは、主に『不正アクセス・AIソフトウェアの使用・プラットフォームへの攻撃』などが禁止されています。
不法行為にあたる内容です。
名義貸し禁止
【名義貸し】は禁止されています。
これは、先ほどの利用規約の2.2項に明記されている禁止事項です。
Exnessに限らず、海外FX、国内FX問わず証券会社では全般的に禁止されています。
家族含め、誰にもExnessマイページのログインパスワード、MT4/MT5のログインパスワードは教えないようにしましょう。
同じ時間に別々のIPアドレスからのアクセスが確認された場合などは、出金拒否の対象になると思われます。
AML(アンチマネーロンダリング)ポリシーの遵守
決済に関する一般規則
Exnessには、『決済に関する一般規則』というものがあります。
スマホでも見やすいように、全文を以下に引用転記します。
決済に関する一般規則
- 「即時」とは、弊社財務部の担当者による操作を介すること無く、すぐに処理が行われることを意味します。
- 金銭のセキュリティとマネーロンダリング防止の観点から、資金は登録されたExness口座所有者自身の銀行口座のみに引き出せます。
- 弊社は第三者からの直接入金、また第三者への直接出金は受け付けません。Exness口座のパーソナルエリアで登録した情報に一致する場合のみ、取引を完了できます。
- 入出金は24時間年中無休で行えます。 即時出金を提供している決済サービスの場合、入出金が即時に行われないときは、24時間以内に行われます。 処理時間は、決済サービスによって異なる場合があることにご注意ください。
- 弊社は、決済サービスに起因する入出金処理の遅延について責任を負いません。
- 出金は、入金時と同一の決済サービス、口座、通貨にて行う必要があります。 Exness口座を所有される方が複数の決済サービスまたは同一決済サービスの複数のウォレットから取引口座に入金した場合、資金は入金時の割合に応じて出金する必要があります。 口座認証を行う前提および決済担当者の厳密な勧告の下、例外的に本規則が免除される場合があります。 このルールに関する詳細は、出金に関する記事をお読みください。 入金に使用したのと同じ現地の決済サービスを使用しても出金できない場合は、サポートにお問い合わせください。
- 弊社は事前の通知なく入出金の処理時間を変更する権利を有します。
- 決済サービスは、メンテナンスやExness口座の地域によりご利用になれない場合があるため、パーソナルエリアにログインして現在利用可能な決済システムをご確認ください。
- 弊社は、トレードをされていない口座からの出金リクエストに対し調査、キャンセルまたは手数料の課金(決済サービスによる)を行う権利を有します。
- 取引アクティビティのない取引口座で入出金が定期的に行われていることが確認された場合、出金は拒否される場合があります。 これは、弊社の一般取引約款(第1.4(e)項)に従って取引口座が適切に使用されることを保証するための措置です。 出金が拒否された場合は、サポートチームにご連絡ください。
引用元:Exness公式サイト『ヘルプセンター』決済について知っておくべきこと
どれも一般的な内容であり、証券会社としては真っ当なルールばかりです。
特に重要なのは6と10です。
出金時の通貨(ドル、円など)と出金時の決済サービスは揃えるというのが原則です。
また、入金後取引をするなく出金する場合は、AMLの観点から出金拒否の対象になるのも一般的です。
決済サービスの優先順位
Exnessには『決済サービス優先順位』というものがあります。
決済サービスの優先順位
迅速な取引を確保するために、金融規制に準拠した決済サービスの優先順位にご注意ください。 記載されている決済方法による出金は、以下の優先順位に基づいて行う必要があります:
- クレジットカードの返金
- ビットコインの返金
- 入出金の割合に従った利益分の出金については、以前にご説明しています。
決済サービスの優先順位は、1つの取引口座ではなく、パーソナルエリアに基づいています。
決済サービスの優先順位の目的は、Exnessがマネーロンダリングおよび詐欺性の高い行為を禁止している金融規制を遵守するための予防措置であり、例外なく必要不可欠なルールとなっています。
引用元:Exness公式サイト『ヘルプセンター』出金について知っておくべきこと
Exnessでの出金には【クレジットカード返金→ビットコイン返金→その他の入金実績のある出金手段】という優先順位があります。
クレジットカード入金を10万円分して、トレードの結果資金が20万円になったとします。
20万円を銀行送金で出金したくても、その出金申請は蹴られてしまいます。
まず、クレジットカード入金分の10万円をクレジットカード返金で出金した後に、銀行送金で10万円を出金することになります。
なお、もし【銀行振込した入金実績がない】場合は、銀行振込による入金実績を作る必要があります。
これは、AMLポリシー遵守の観点からは至極真っ当な対応であり、安全性の高い会社の対応です。
公式サイト:https://www.exness.com/
Exnessでの出金拒否についての口コミからわかる注意事項
Twitter上で、極少数ながら、Exnessの出金拒否に関するつぶやきもありました。
当事者でない限り真実と詳細はわかりかねます。
Exnessには、取引内容においてほとんど制限がありません。
出金が拒否される場合、AMLの観点からの『決済に関する一般規則』『決済サービス優先順位』を把握していなかったユーザーの出金申請上での過失である可能性が最も高いです。
なお、この場合は、然るべき手順を踏んで問題を解消すれば出金申請は受理されます。
本項では出金拒否に関する口コミを参考に、一時的にでも出金申請が拒否されない為の注意事項をまとめました。
決済サービスの優先順位の把握
前項での記述と重複しますが、最も多いのがクレジットカード返金が完了する前に銀行送金しようとする方です。
② ビットコイン返金
③ その他の出金手段
クレジットカード返金が完了する前に、その他の出金方法での出金はできません。
クレジットカード返金の処理目安時間は24時間~最大10営業日となっています。
システム上で、処理が完了してから利益分を他の出金手段で申請しましょう。
クレジットカード返金の期限は90日
クレジットカード返金の処理可能期限は90日となっています。
クレジットカード入金から90日経過している場合は、他の出金手段を選択する必要があります。
入金方法と出金方法の不一致
『決済に関する一般規則』の6に該当するルールです。
入金時の方法と出金時の方法は同一である必要があります。
入金実績のない出金手段を選択している
入金実績のない出金手段は利用できません。
最も多いケースが、クレジットカード入金後、利益分を銀行送金しようとするケースです。
ビットコイン入金に関しても同様です。
クレジットカード入金、ビットコイン入金は、入金額が出金上限額になります。
入金額以上の利益分を出金する為には他の出金手段を利用する必要があります。
銀行振込の入金実績がない場合は、銀行振込で入金し、入金実績を作る必要があります。
入金額と取引量の不整合/入出金頻度
入金した金額と取引量に大きな不整合が見られる場合や、入出金の間隔があまりに短い場合は、AMLの観点から出金拒否、あるいは調査対象になるケースがあるようです。
例として、100万円入金して、0.01ロットの取引を1度だけして、翌日出金しようとするケースなどが該当すると思われます。(これはあくまで例であり、実際に問題視されるレベルはわかりません)
どのぐらいの金額に対してどのくらいの取引をすれば問題ないのか?に関しては開示されていませんが、システムで自動的に判断しているようです。
利用者が多いにも関わらず、圧倒的に多数のトレーダーがこの点に疑問点や不満点を挙げていないことから、『誰がどう見てもおかしい』というレベルでないとシステムで引っかからないようになっていると推測されます。
詳しくはExnessの『一般取引約款』に記載されています。
最低出金額未満の出金
出金方法によって、最低出金額が異なります。
出金方法 | 最低出金額 |
bitwallet | 1ドル |
ビットコイン | 10ドル |
クレジットカード | 10ドル |
銀行送金 | 210ドル |
SticPay | 1ドル |
USDC ERC20 | 100ドル |
USDC TRC20 | 10ドル |
USDT ERC20 | 100ドル |
USDT TRC20 | 10ドル |
上記の最低出金額以上でないと、出金することはできません。
まとめ・Exness(エクスネス)で出金拒否されない方法
Exnessでの出金拒否についてまとめます。
ExnessはThe Financial Commissionに加盟している
取引制限はない
上記の内容から【一方的かつ悪質な出金拒否/利益取消】をしないブローカーだと判断しています。
悪質な出金拒否をするブローカーであれば、FCAライセンスとCySECライセンスは確実に保持し続けることはできません。
②決済サービス優先順位
上記のAMLの観点から、出金申請が拒否される可能性があります。
最も簡単に回避する方法は【入金手段に銀行振込.bitwallet,SticPay】を利用することです。
クレジットカード入金とビットコイン入金を利用すると、出金時の申請で混乱する事態が発生することもありますが、上記の3種類であれば『決済サービス優先順位』を気にすることなく出金できます。
Exnessの営業責任者の方のTweetです。
いまだにExnessに出金拒否について聞かれる方がたまにいます。 Bitwalletを例に挙げれば、Exnessでは出金額に関係なく週末にも夜にも24/7を出金できます。 金額が大きいからといって、出金審査を経るのではなく、自動的に処理されます。 何千万円か出金の方々がすでに大勢います。
— ジェイムス#EXNESS 営業責任者 (@ExnessFx) August 29, 2020
『入金額と取引量の不整合/入出金頻度』に関してですが、かなり極端な不整合でなければ問題ないと思われます。
この縛りがキツイようであれば、世界中のトレーダーにここまで利用されることはありません。
2022年の6月時点での話ですが『Finance Magnates』というサービス会社のレポートにて、Exnessが【総取引量】と【アクティブトレーダー数】の2点において、2四半期連続で世界最大のブローカーとなりました。
Exnessユーザーには、メールで通知されています。
世界中のトレーダーに認められ、利用されている証です。
『誰がどう見ても入金額に対して取引量が極端に少ない』『誰がどう見ても入出金間隔が短すぎる』という履歴でなければ、問題ないと思われます。
なお、この点について【自分の取引履歴/入出金間隔が該当しないか不安】という方は、Exness公式サポートに問い合わせでみましょう。
開示できる範囲内で、公式サポートの見解を教えてくれます。
最後に、Exnessの信頼性は非常に高く、安全に取引、出金ができる希少なブローカーです。
今後、利用者がさらに増えてくると「出金拒否された」というtweetが拡散することもあるかもしれません。
出金拒否関連の真実は当事者同士しかわかりません。
Exnessでの出金拒否は、あなたが【不法行為】をしていなくて、【マネーロンダリング】に関わっていないのであれば、起こることはありません。
魅力的なトレーディング環境に加えて、入出金周りも非常に健全なブローカーです。
一時的にでも、入出金関連でストレスを抱えることのないよう、当記事内容をご活用していただければ幸いです。
公式サイト:https://www.exness.com/
本記事に掲載した画像は、Exness公式サイト内の『ヘルプセンター』内の情報です。
入出金関連、取引関連のルールが詳細に把握できます。
本記事は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
▼Exnessの総合情報はこちら
Exnessのスプレッド【口座別比較&他社比較】エクスネスのスプレッド一覧
Exnessのスワップフリーまとめ【スワップフリーレベル・スワップ一覧】
Exness(エクスネス)の仮想通貨・ビットコイン取引【レバレッジ/スプレッド/他社比較】
Exnessの口座タイプおすすめは?全5種類のエクスネスの口座比較まとめ
Exnessのレバレッジ総まとめ【レバレッジ無制限・レバレッジ制限・変更方法】
Exnessの最大ロット・最大ポジション数【他社比較でエクスネスを分析】
Exnessのゴールド取引【口座別スプレッド比較と他社比較】
Exnessのボーナス情報・エクスネスのプレミアプログラム
海外FXの始め方|初心者の方に最適な海外FX業者と注意点まとめ
海外FXおすすめ業者はこの5社!超厳選優良ブローカー一覧