本記事では、海外FX業者『TitanFX』の口座タイプに関する情報をまとめました。
TitanFXは、2014年に運営を開始した海外FX業者です。
低スプレッドで透明性の高い取引環境を提供しており、多くの日本人トレーダーに受け入れられ、利用されています。
TitanFXの口座タイプ毎の違いを知りたい
トレーダータイプ別に適した口座タイプを知りたい
上記のような方に読んでいただきたい記事です。
当記事に辿り着いた多くの方は「TitanFXの口座タイプはどれが自分に合うかわからない」という疑問をお持ちだと思います。
記事内では、TitanFXの口座タイプの基本情報をまとめ、口座タイプ別で比較を行っています。
2023年3月に追加されたマイクロ口座についても記載しています。
各口座タイプの特徴を抽出し、適したトレーダータイプをまとめました。
- TitanFXの口座タイプの特徴
- 口座タイプ毎の比較情報
- 各口座タイプのメリット/デメリット
- 口座タイプ別おすすめトレーダータイプ
TitanFXの口座タイプ情報を把握し、あなたに最適な口座タイプを選択することで収支の向上に役立てていただければ幸いです。
当サイトのリンクは、全て別タブ、別ウィンドウで開きます。
各社公式サイトの情報、関連記事も併せてご参照ください。
TitanFX(タイタンFX)の口座タイプ/基本情報
TitanFXの口座タイプは3種類あります。
口座名称は『Zeroスタンダード口座』『Zeroブレード口座』『Zeroマイクロ口座』です。(以下『Zero』省略)
TitanFXの口座タイプの基本情報を一覧表にまとめました。
簡易早見表としてご確認ください。
項目 | スタンダード口座 | ブレード口座 | マイクロ口座 |
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% | 20% | 20% |
最低入金額 | 200ドル | 200ドル | 設定なし |
1ロットの単位 | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
約定方式 | STP方式 | ECN方式 | STP方式 |
取引手数料 |
無料 | 往復7ドル | 無料 |
初回最小入金額 | 200ドル | 200ドル | 設定なし |
最大ポジション数 | 200 | 200 | 200 |
取引商品 | 為替/貴金属/仮想通貨/エネルギー/株価指数 | 為替/貴金属/仮想通貨/エネルギー/株価指数 | 為替/貴金属/仮想通貨 |
プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
公式サイト:https://titanfx.com/
TitanFX(タイタンFX)の各口座タイプの特徴
本項では、口座タイプ毎の特徴をまとめました。
スタンダード口座
スタンダード口座のスペックは以下の通りです。
項目 | スタンダード口座 |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
最小入金額 | 200ドル |
口座基本通貨 |
USD, EUR, JPY,SGD |
コントラクトサイズ | 1ロット= 100,000 |
約定方式 | STP |
取引手数料 | なし |
最小取引ロット数 | 0.01 |
1発注での最大ロット数 | 100 |
最大保有可能ポジション数 |
200 |
投資商品 | 通貨ペア 株価指数 貴金属 エネルギー 株式 仮想通貨 |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
スキャルピング | ○ |
ゼロカットシステム | 〇 |
- TitanFXの基準となる万人受けスペック
- NDD方式のSTP方式
- 株式はMT5のみ取引可能
- 株式の最大レバレッジは20倍
- 仮想通貨の最大レバレッジは100倍
- 仮想通貨が土日も取引可能に(2023年4月から)
TitanFXの基準となる口座タイプです。
最大レバレッジ500倍でロスカット水準20%の口座スペックがTitanFXのベースです。
株式は20倍、仮想通貨は100倍のレバレッジですが、その他の投資商品は500倍でトレードできます。
TitanFXは、約定方式についてNDD方式を採用していることを明言しています。
↑TitanFX公式サイトより
NDD方式にはスプレッドが固定できないというデメリットがあります。
また、DD方式よりもスプレッドが広いという弱みもあります。
DD方式(Dealing Desk):トレーダーの注文をディーラーを介してインターバンクに通す。インターバンクに通さず、注文を呑むこともある。
反面、スキャルピングが制限なく行える、EAが制限なく利用できる、透明性が高く不自然な値動きが起きない、というメリットがあります。
国内FX業者の多くはDD方式、海外FX業者の多くはNDD方式です。
NDD方式の良い点は、FX業者とトレーダーの利益が相反しない点です。
FX業者は、よい取引環境を整え、継続的にトレーダーに利益を上げていってもらった方が会社の利益になります。
TitanFXもNDD方式を採用しており、多くのトレーダーに支持されています。
ブレード口座
ブレード口座のスペックは以下の通りです。
項目 | ブレード口座 |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
最小入金額 | 200ドル |
口座基本通貨 |
USD, EUR, JPY,SGD |
コントラクトサイズ | 1ロット= 100,000 |
約定方式 | ECN |
取引手数料 | 1ロット往復7ドル |
最小取引ロット数 | 0.01 |
1発注での最大ロット数 | 100 |
最大保有可能ポジション数 |
200 |
投資商品 | 通貨ペア 株価指数 貴金属 エネルギー 株式 仮想通貨 |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
スキャルピング | ○ |
ゼロカットシステム | 〇 |
- NDD方式のECN方式
- 手数料は1ロットあたり往復7ドル(円口座の場合720円)
- 株式はMT5のみ取引可能
- 株式の最大レバレッジは20倍
- 仮想通貨の最大レバレッジは100倍
- 仮想通貨が土日も取引可能に(2023年4月から)
ブレード口座は、約定方式の違い以外の部分はスタンダード口座と共通です。
ブレード口座の手数料は円口座だと往復720円です。
為替レートによって変動せず、720円に固定されています。
ブレード口座の手数料は『往復1ロットあたり7ドル』ですが、円建て口座だと『往復1ロットあたり720円』で固定です。
他の海外FX業者のECN方式口座では、1ドルが現在のレートで計算され、変動するブローカーが多いです。
他社の手数料が『1ロットあたり6ドル』でも【1ドル=120円】よりも円安の場合は、TitanFXの方が手数料が安くなります。
なお、株価指数、エネルギー、貴金属取引については、1ロットあたり往復で72円が手数料として発生します。
TitanFXのの約定力は非常に高く、多くのトレーダーに支持されています。
『Zero Point Technology』というTitanFXの独自の技術により、高い約定力が実現しています。
TitanFXのZero Point Technologyは、以下の3つの特徴があります。
Zero Point Technologyとは
①ZP-ASM→全てのリクイディティプールのレートとマーケットのボリュームを、1秒あたり数百万回比較し、顧客の注文決済に最良のリクイディティ・プロバイダが自動的に抽出
②ZP-DLA→世界中のティア1リクイディティ(流動性)の中から、ベストなレートを提供
③ZP-OEO→光ファイバーマトリックスと、ニューヨークに配置したハブのインフラストラクチャーにより、顧客の注文を数ミリ秒以内に執行
Zero Point Technologyによって、トレーダーには、以下のようなメリットがあります。
- 低スプレッド
- 遅延しない
- リクオートなし
- 高レバレッジが利用可能
独自の技術により、高い約定力と狭いスプレッドが実現しています。
また、TitanFXはインフラ設備を整えることにも注力しています。
エクイニクス・ファイナンシャル・エクスチェンジ(Equinix Financial Exchange)は、ウォール街に隣接する世界最高の金融データセンターです。
TitanFXは、世界金融の中心地であるニューヨークにあるエクイニクス社のデータセンターNY4内に取引サーバーを設置しています。
世界中にネットワークを持つエクイニクスグローバルデータセンターを介して、Titan FXとリクイディティパートナーが接続されています。
インフラが整っていることで、高速約定・低遅延・サーバーの安定が実現されています。
マイクロ口座
マイクロ口座のスペックは以下の通りです。
項目 | マイクロ口座 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
最小入金額 | 設定なし |
口座基本通貨 |
USD, EUR, JPY,SGD |
コントラクトサイズ | 1ロット= 1,000 |
約定方式 | STP |
取引手数料 | なし |
最小取引ロット数 | 0.01 (為替は0.1) |
1発注での最大ロット数 | 100 |
最大保有可能ポジション数 |
200 |
投資商品 | 通貨ペア ゴールド シルバー BTCUSD |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
スキャルピング | ○ |
ゼロカットシステム | 〇 |
- 最大レバレッジ1,000倍
- 最小100通貨から取引可能
- STP方式
- 投資商品は37銘柄のみ
- ビットコインのレバレッジは100倍/土日取引可/MT5限定
2023年3月に追加されたマイクロ口座です。
ビットコインはMT5限定で取引可能です。
公式サイト:https://titanfx.com/
TitanFX(タイタンFX)の口座タイプ比較
全口座タイプで共通する点をまとめた上で、基準となるスタンダード口座との違いをブレード口座、マイクロ口座についてまとめました。
スプレッドについても比較しています。
全口座タイプ共通
以下の点については、全口座タイプで共通です。
- ロスカット水準
- スワップ
- 株式のレバレッジ20倍/仮想通貨のレバレッジ100倍
- 取引制限なし
- レバレッジ制限なし
- 口座維持費無料
レバレッジ制限がないのは、TitanFXの取引環境の特徴でもあります。
他社では、口座内残高かロット数のどちらか、あるいは両方の要素で最大レバレッジが制限されますが、TitanFXではレバレッジ制限がありません。
全口座タイプ共通で口座維持費が発生しない点は、TitanFXのブローカーとしての優良ポイントです。
スタンダード口座とブレード口座の比較
スタンダード口座とブレード口座の異なる点は、以下の通りです。
- 約定方式
- 取引コスト形態
スタンダード口座とブレード口座の違いは【約定方式】のみです。
約定方式が異なることにより、結果として取引コスト形態が異なります。
スタンダード口座の約定方式はSTP方式、ブレード口座の約定方式はECN方式です。
ECN方式⇒Electronic Communications Networkの略。直訳すると「電子取引所取引」という意味。ブローカーを介さずにアメリカのインターバンク(電子取引所)に流れ、自動的にマッチング(売買の成立)させる方式。ブローカーは手数料を徴収。
スタンダード口座はSTP方式なので、取引コストは【スプレッドのみ】ですが、ブレード口座は【スプレッド+手数料】というコスト形態になります。
ECN方式のメリットは、値動きの透明性、約定価格の透明性が完全に担保される点です。
また、変動スプレッドの要素がSTP方式より薄れるので、取引コストが安定しやすいというメリットもあります。
なお、STP方式には「Market Execution」と「Instant Execution」の2種類があり、Titan FXのスタンダード口座はトレーダーの注文がカバー先の金融機関に直接流される「Market Execution」 を採用しています。
Instant Execution⇒トレーダーの注文をブローカーが相手となって約定させた後、後カバー先金融機関に発注する方式方式。約定拒否やリクオートが発生することがある。
スタンダード口座では、約定拒否やリクオートが発生しない反面、スリッページが発生します。
スタンダード口座とマイクロ口座の比較
スタンダード口座とマイクロ口座の異なる点は、以下の通りです。
- 1ロットのコントラクトサイズ
- 初回入金額
- 最大レバレッジ
- 投資商品数
- スプレッド
マイクロ口座はコントラクトサイズが『1ロット=1,000通貨』となっており、為替は0.1ロットからトレードできるので、100通貨でも取引ができます。
また、初回入金額の縛りもありません。
利用可能な入金方法の最低入金金額から利用できます。
最大レバレッジが1,000倍に設定されており、スタンダード口座よりも高いレバレッジが利用できるのがメリットです。
ただし、投資可能な商品が限られており、スプレッド設定もスタンダード口座よりも広くなっています。
口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ毎にスプレッドを比較しました。
ブレード口座は、別途【1ロットあたり往復7ドル】の手数料が発生します。
銘柄 | スタンダード口座 | ブレード口座 | マイクロ口座 |
USD/JPY | 1.33pips | 0.33pips | 1.53pips |
EUR/USD | 1.2pips | 0.2pips | 1.4pips |
EUR/JPY | 1.74pips | 0.74pips | 1.94pips |
GBP/USD | 1.57pips | 0.57pips | 1.77pips |
GBP/JPY | 2.45pips | 1.45pips | 2.65pips |
AUD/USD | 1.52pips | 0.52pips | 1.72pips |
AUD/JPY | 2.12pips | 1.12pips | 2.32pips |
NZD/USD | 1.86pips | 0.86pips | 2.06pips |
NZD/JPY | 2.62pips | 1.62pips | 2.82pips |
USD/CAD | 1.55pips | 0.55pips | 1.75pips |
CAD/JPY | 2.1pips | 1.1pips | 2.3pips |
USD/CHF | 1.92pips | 0.92pips | 2.12pips |
CHF/JPY | 2.31pips | 1.31pips | 2.51pips |
EUR/GBP | 1.53pips | 0.53pips | 1.73pips |
EUR/AUD | 2.75pips | 1.75pips | 2.95pips |
※スプレッドはボラティリティによって変動します
ブレード口座の取引コストが最も安いです。
スタンダード口座よりもブレード口座の方が1.0pipsスプレッドが狭く設定されています。
往復720円の手数料を加味してもブレード口座の方がスタンダード口座よりも取引コストが安いことになります。
マイクロ口座は、高いレバレッジが利用できる反面、スタンダード口座よりもスプレッドが広くなっています。
口座タイプ別最大発注ロット&最小発注ロット
1回の発注で可能な最大ロットと最小ロットを投資商品毎に口座タイプ別でまとめました。
投資商品 | スタンダード/ブレード口座 | マイクロ口座 | ||
最大ロット | 最小ロット | 最大ロット | 最小ロット | |
FX | 100 | 0.01 | 100 | 0.1 |
株価指数 | 100 | 0.1 | ‐ | ‐ |
貴金属 | 50 | 0.01 | 50 | 0.01 |
エネルギー | 20 | 0.1 | ‐ | ‐ |
仮想通貨 | 10 | 0.01 | 10 | 0.01 |
公式サイト:https://titanfx.com/
TitanFX(タイタンFX)の口座タイプ別おすすめトレーダータイプ
前項までの基本情報と比較情報を参照し、口座タイプ毎に特徴をまとめた上で、適性のあるトレーダータイプをまとめました。
スタンダード口座
スタンダード口座の特徴は以下の通りです。
- 為替/株価指数/貴金属/エネルギーがレバレッジ500倍で取引可能(レバレッジ制限なし)
- STP方式
- 初回入金額200ドル
- スキャルピング/EA利用制限なし
TitanFXのスタンダード口座は、為替、株価指数、貴金属、エネルギーの全ての銘柄がレバレッジ500倍でトレード可能です。
為替のレバレッジについては、他の海外FX業者と比較すると低めの設定値ですが、株価指数、エネルギーについては他の海外FX業者よりも高いレバレッジ設定です。
口座内残高、保有ロット数によるレバレッジ制限が無いのが大きな特徴です。
初回入金額が200ドル以上という縛りがありますが、スキャルピングやEAの利用制限なく、狭いスプレッドの元のでトレードできます。
TitanFXのスプレッドは他の海外FX業者よりも狭い点は、あらゆるトレーダーにとってメリットがあります。
取引コスト面では、ブレード口座の手数料を加味すると大きな差があるわけではありませんが、ブレード口座の方が安いです。
取引回数の少ない方や、STP方式の約定を好む方におすすめです。
取引頻度の低いデイトレーダー
STP方式の約定方式を好む方
ブレード口座
ブレード口座の特徴は以下の通りです。
- 為替/株価指数/貴金属/エネルギーがレバレッジ500倍で取引可能(レバレッジ制限なし)
- ECN方式
- 初回入金額200ドル
- スキャルピング/EA利用制限なし
多くの点でスタンダード口座と共通した取引環境です。
唯一の違いが約定方式です。
スタンダード口座よりも取引コストが安いのが最大のメリットです。
透明性が担保される点も良いポイントです。
取引回数の多いスキャルピングトレーダーや、大口トレーダーにおすすめです。
取引頻度の多いスキャルピングトレーダー
取引ロット数の多い大口トレーダー
マイクロ口座
マイクロ口座の特徴は以下の通りです。
- 最大レバレッジ1,000倍で取引可能(レバレッジ制限なし)
- STP方式
- スタンダード口座よりも小さいロットで取引可能
- スタンダード口座よりもスプレッドが広い
- 初回入金額縛りなし
- スキャルピング/EA利用制限なし
マイクロ口座の最大の特徴が『1ロット=1,000通貨』というコントラクトサイズの小ささと初回入金額の縛りがない点です。
100通貨からトレードできるので、FX未経験の方や、海外FX初心者の方でも少額から安心してトレード可能です。
最大レバレッジが1,000倍に設定されており、スタンダード口座よりも高いレバレッジが利用できるのがメリットです。
ただし、スプレッドが最も広く、トレード可能な商品数も少なくなっています。
投資未経験者
TitanFX(タイタンFX)の口座タイプ・まとめ
最後に、TitanFXの口座タイプについてまとめます。
FX未経験の方や投資ビギナーの方は、マイクロ口座を選択すれば良いと思います。
スタンダード口座とブレード口座で迷う方は、取引コストの安いブレード口座の方がおすすめです。
TitanFXでは1人15口座まで追加できるので、両口座の使用感、約定力を実際に使ってみて確かめた上でしっくりきた方を選択すのもアリです。
あなたにとって最適な口座タイプを選択し、より有利な条件でトレードする為に本記事を参考にしていただければ幸いです。
公式サイト:https://titanfx.com/
▼TitanFXの口座タイプ以外の総合情報はこちら